サテンのシーツが肌に冷たく、体温を奪う。 でも、女が肩をすくめるのは、そんな理由じゃない。 見慣れない風景だ、と感じているからだ。 重なる男の肌は、どうして誰も熱いのだろう。 さっきまで車をとばしていた砂漠を思い出す。 『ふたつの三日月にぶらさがって 道化が笑っている。 それは、あなたと私に似ていて 満ちることを知らない月』 吐息の向こうに、瑞々しい木々の匂いがする。 目をつむれば わずかな風にこすれあう葉の音が、耳のすぐそばで聞こえる。 意識はそんな遠くにありながら ただ、手さぐりで探し始めた。愛のようなものを。 けれど、いずれにせよ オアシスを囲む石壁は、永遠を約束するものではない。 ・・・・・te amo corazon 『あなたが欲しい。 その心臓の鼓動さえ、私のもの。』 by diamonds-pearls | 2006-01-29 10:55 | music
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