コヨーテ



昼の暑さの幽霊が、
夜のハイウェイに火の粉を立ち上がらせる。
一瞬、また一瞬に、走り、また立ち止まる。


消えたのは、女のかたちをしたコヨーテ。
( 砂埃できしむベッドより、冷たい荒れ野に背中をゆだね )


怠惰な男たちは、強い日差しに、ただ目をふせるだけ。
誰も口をきかない、静かな、モータープール。


車のライトは正直に、前だけを照らすけれど。
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by diamonds-pearls | 2005-05-01 15:09 | poetry
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